ケリを威嚇するヒバリ

ケリは自分の縄張りの上を横切ろうとする鳥がいると、けたたましい啼声を上げてスクランブルする。自分よりも遥かに大きいトビやカラスにでも、体当りするように攻撃を仕掛けるのだ。耕作放棄地Eブロックの隣、タマネギ畑の草むらにいるケリは現在抱卵中か子育て中なんだろうか、領空侵犯してくる鳥には執拗なまでのアタックを掛けるのだ。今日もこんな光景を度々見た。私もスクランブルを掛けられた。

田圃に張る水の見回りに農夫が巡回して来ていた。その作業を見ていて、農夫の前の草むらにキジが姿を現したのを見付ける。3区画ほど向こうの田圃、遠いのだ。

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間合いを詰めるためEブロックの端の畦道を横切ることにする。この道行きの途中でヤツにスクランブルを掛けられた。縄張りに近づいたのだろう。頭の上をうるさいほどの啼声を上げて飛び廻るのだ。それも2羽、明らかにペアを組むケリだ。

光もいいので飛翔体を狙うことにした。

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頭の上にいるケリを重いヤツで狙い続けるのは老爺には殊の外難儀だった。それに一度フレームを外すと次に掴まえるが大変なのだ。ファインダーに掴まえるのが容易でない時のためにと、照準器(OLYMPUS DOT SHIGT EE-1)を手に入れている。次回からコヤツも持参しなければ。ケリ撮りを一段落してからキジのいた場所を見る。すでに農夫もキジの姿もなかった。(169ショットしていた)

 

今日はいつになく揚げヒバリが多い。あちこちから囀りが聞こえてくる。田圃から飛び立って囀りをした後田圃に戻ってくる、そんな繰り返しが何度もあるのだ。時に畦道の草むらの上でホバリングすることも見られた。そんな行動を眺めていておっ!と思う光景を見た。

ケリが1羽急降下して田圃に舞い降りる、その降り立ったケリを狙うかのようにヒバリがこれもまた急降下してきたのだ。ヒバリが田圃に下りてしまうと田圃の色に同化してしまって見付けるのは容易ではないが、ケリのすぐ近くに下りたのを目当てにレンズを向けた。

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よくよく見るにヒバリはケリを威嚇している(?)のだ。

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ケリが歩み去った後もヒバリはその場にうずくまっていた。視認できないがヒバリはここで巣作りをしているのだろうか。卵もあるのだろうか。

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ヒバリの中では既に雛が孵って子育て中のヤツもいるようだ。餌を咥えて田んぼから飛び立っていったヒバリも見た。

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今日も好天。いい1日だった。ただ田圃道では気温が低かったことと風が強かった所為でかなり肌寒かった。

久しぶりにパスタが食いたくなり夕食はアスパラとベーコンのパスタ、それと生協から届いていたオマール海老のビスクフライにした。