畦道を行くキジの夫婦

早朝、鳥撮りのフィールドに到着した時、一昨日キジの砂浴びを教えてくれた老爺は既に一仕事終えたのか道端の縁石に腰を下ろし休憩していた。

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おはようございますと声を掛け、一昨日はあまり眼にすることが出来ないキジの砂浴びが撮れましたと、そのお礼を言った。立ち話の中で、コロナのワクチンを昨日打ってきたことや年齢の話が出た。野良仕事などで日焼けした相貌から80歳も半ばを過ぎてるのではと思っていたが、この7月で82歳になるとのことだった。自分よりも上の年齢だと思っていたから老爺などとブログにも書いて来たが、私のほうが年上なのだ。お名前を教えていただいたからこれからは老爺などと書かずNさんと書かねばなるまい。

Nさんと話し込んでいてふと野面を見ると畦道にキジがいるのだ。私にはオスしか眼に入らなかったがNさんがメスもいるよと指差してくれた。Nさんに一昨日のお礼をもう一度言いキジの夫婦を追いかけた。

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キジの夫婦は畑の斜面の草むらに上り姿を消した。キジの隠れた草むらは一昨日キジが砂浴びをしていた斜面の上の草むらだ。この畑の直ぐ下のヨシ原が刈り払われてしまっているから営巣場所としては条件が悪くなっていると思うが、ここでヒナが生まれてくるのを見たいものだ。

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この後フィールドを一周りしていて、焼き払われたEブロックの隣のタマネギ畑とFブロックでキジのオスを見た。

 

佐藤洋一郎著「稲の日本史」すこぶる面白い。日本列島の稲作はどのように始まったのか、これまで自分が持っていた古代稲作や縄文・弥生時代に関する事柄を根底からひっくり返されているのだ。佐藤洋一郎さんの一連の著作や文中で紹介されている佐原真さんの「騎馬民族は来なかった」、「環境考古学事始 日本列島二万年」・安田喜憲著なども読みたくなっている。