稚鮎釣り

早朝のフィールドへ行くも鳥撮りは全くの不作だった。三脚の脚を一本伸ばして杖代わりにし足元を確認しながら背の高い雑草の生い茂るあぜ道を歩いたが、キジの姿も啼き声も無かった。耕作放棄地のフィールドから湖岸に廻ったがここでもレンズを向けるような鳥の姿は無かった。ファインダーを覗いたのは渚で釣りをしている人を見た時、サビキ仕掛けで稚鮎を釣っていた。

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日陰の石に腰を下ろしコーヒータイムをとりながら暫くの間釣りの様子を眺めていた。稚鮎が面白いほど釣れるのだ。湖岸の浅瀬の釣りだからウキ下の短いサビキ仕掛け、針は3個付いているようだ。この3個の針に3匹の稚鮎がしばしばかかった。本当に面白いように釣れるのだ、大漁に違いない。

稚鮎獲りと言えば撮りたい光景がある。カラスの羽などを棒の先に縛り付けそれを巧みに動かし稚鮎を網に追い込む「追いさで漁」だ。このシーンを撮りたいと思いながらも未だ撮れずにいる。海津大崎辺りの湖岸では今も追いさで漁が行われているのだろうか。

帰り道、湖岸の道を横切っていく亀を見た。

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今日は24節気の一つ「芒種」 午後から暑くなりそうだ。

Amazonから「薔薇の名前ウンベルト・エーコ著 河島英昭訳 東京創元社 上下2巻が届けられた。カミサンがnetflixショーン・コネリー主演の映画「薔薇の名前」を観ていたことから原作の本を読んでみたいと注文しておいたのだ。気合をいれて読んでみよう。