トキワツユクサにいたホソヒラタアブの仲間

 

季節季節の野菜を熱心に育てていたAさんの菜園が、今夏はなんとも寂しくなっている。トマトの苗が一畝、カボチャが一畝植え付けられているだけで、その外は雑草に覆われているのだ。Aさんも菜園を維持していく体力を失い始めているのだろうか。

そんなAさんの菜園の片隅で白い花をつけたトキワツユクサの小群落とその花に来ているホソヒラタアブの仲間を見る。

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もう何年もこの菜園に来ているがトキワツユクサ・別名ノハカタカラクサ(野博多唐草)をここで見つけたのは初めてだ。南米原産のコヤツは昭和初期に観賞用として持ち込まれ、今では野生化して全国各地に広がっているという繁殖力旺盛なヤツ。いつ頃ここに進出してきたのだろうか。ここにはツユクサの小群落があったがツユクサは駆逐されたのだろうか、ツユクサの紫の花が見当たらないのだ。ツユクサの花は6月に入れば見られるのだろうか。

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柚子の木にクロマルハナバチが2匹吸蜜に来ていたがいずれも柚子の木の深みなのだ。100mmマクロを葉の間に押し込むようにして狙うも鋭い棘が気になって思うようにならずだった。

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先日柚子の葉の上で見つけていたアゲハの1齢幼虫の姿が見当たらない。何処に移動していったのやら。

セグロアシナガバチの巣に変化なし、時間をおいて3度ほど覗き込んだが女王蜂は不在だった。採餌活動に忙しいのだろうか。

新設の竹筒トラップで営巣活動をしていたツツハナバチの姿も見かけない。時間の経過からみて産卵は終わっていてもおかしくないのだが、巣が未だ泥で閉じられてはいないのだ。営巣活動を何らかの事情で放棄したのだろうか。気になるところだ。