ヤママユ

午前8時過ぎ、陽射しが厳しくなり始めた道路際でヤママユがいるのを見つける。
昨日の夕方、蔦の落ち葉を掃き集めていた時には見かけなかったから、昨夜半に飛来してきてここで息絶えたのだろう。
左の翅の先端が少し欠けているが、他は傷ついていない新鮮な個体だ。


これまで何度かヤママユを見る機会はあったが、新鮮な個体を生きている状態で見たのは2度ばかりだ。
その一つは6・7年前の秋、朽木村の奥へ虫撮りに行くためのお弁当を買いに立ち寄ったコンビニのガラス窓にいたのを見つけたもの(コイツは書斎に来てもらいポートレートを撮るモデルになってもらった)
もう一つは仲間たちとゴルフをしていた折だ、ティグラウンドの背後を覆い尽くすように枝を伸ばしているブナの樹にいたのを偶然見つけたのだ、それも2頭だった。
プレイしていなければ樹によじ登ってでも手に入れたかったがそれもならずだった。
この時一緒にヤママユを見上げた仲間はもういない、老躯だけが残っている、諸行無常



今朝5時前、書斎のカーテンをを開けた時、対岸の長命寺沖に漁り火を3つ見つける。
急いでドライ庫からカメラを取り出し150-600mmズームを装着して窓から突き出したが、ほんの僅かな時間差、3つとも漁り火が消えているのだ、漁を終えたのだろうか。
明かりが灯っていないとはるか遠い湖面にポッンと浮かぶ漁船を探すのは容易ではない。
湖面の色調もあまり良くなかったので三脚にカメラを載せることもせずだった。