アオカナブン

「あっ」
取り入れた洗濯物を畳んでいたカミサンが小さな声をあげ「何かに刺されたみたい」と身の回りを探している、洗濯物にアシナガバチなどが間々くっついていることがあるのだ。
幸いにもカミサンの二の腕に触れたものはハチの仲間ではなくアオカナブンだった。
洗濯物から翔び立ってレースのカーテンの上にいた。


アオカナブンの爪の先端部分は針先に似て鋭く尖っている。
翔び出す時この鋭い爪先が皮膚に触れればチクッとする痛みを与えるだろうから、カミサンも驚いたに違いない。

昨日のウラギンシジミは破れた翅の一部を残していたが姿はなかった、風に吹き飛ばされて何処かに消えたのだ。

炎天下には出掛けず専ら読書に耽る。
先日借り出していた、司馬遼太郎さんの「街道をゆく」2冊と「ケルトの神話伝説物語」を読み終える、読書のスピードは現役時代に戻っている、唯眼の疲れはやはり老体だ。

ケルトに関しては電子書籍kindleで「ケルト 再生の思想・ハロウインからの生命循環」を入手し、「街道をゆく」の次は「この国のかたち・五」司馬遼太郎 にして書棚から引っ張り出した。

今日はアオカナブンだった、明日は何がやって来てくれるだろうか。