アブラゼミ羽化に失敗

木蔦が枝を伸ばしているすぐ下の階段で、羽化に失敗したセミがいるのを見つける。
7月17日の日にはクマゼミが羽化に失敗したところをみたが今回はアブラゼミだ。
幼虫時代の殻から完全に脱皮できず半身を出したところで力尽きた状態なのだ。
見つけたのは午前9時過ぎだったが既に小さなアリの集団が群がっていた。


庭先でこれまでいくつものセミの抜け殻を見てきたが、羽化の失敗をみた記憶は殆ど無い。羽化の失敗を見たのは今夏これで2度目だ、何か原因があるのだろうか、例年になく猛暑が続いている、これがセミの羽化になんらかの影響を与えているのだろうか。

7月も今日で終わり、セミが羽化する時季もほぼ終わりだろう、万一3度目の羽化の失敗事例を見ることがあれば本当に何かがおかしくなっていると思わざるをえない。


まだまだ続く炎暑の夏を呆け暮らしをせずにやり過ごすには、読書と料理以外にないと思い定め、読書の材料に、司馬遼太郎の「この国のかたち」3巻、「風塵抄・二」「街道をゆく 島原・天草の諸道」それと松本清張の「ケルト紀行」を借りてきた。

カミサンの部屋の網戸にアブラゼミが来ていた、柚子の木の下から羽化していったヤツだろうか。