ルリタテハ

長い午睡の後散歩に出る、目的地は小さな谷間の畑と近くの竹林。
畑への急坂道を下りていて、春ジャガイモが蒔えられた3畝ほどの畑の上で、モンシロチョウを追いかける褐色のチョウを見付ける。

モンシロチョウが畑の上から飛び去ると褐色のチョウは畑の畝に戻ってくる。
そんな行動が2度あった。
まるで自分のテリトリーに侵入してきたヤツを追い払っているようだった。
畑の畝に戻って来て翅を閉じてしまうと遠目にはその姿を見つけられなくなる。

75-300mmの望遠ズームを持ってきておればよかったが、7D MarkⅡに装着しているのは17-70mm、畑の土の色に紛れ込んだヤツを遠くの方から捜し出すのは容易ではない。
接近を試みていて開翅した翅にブルーの帯紋を見る、ルリタテハだ。
越冬明けのルリタテハだろう、今年の初見だ、嬉しくなっていた。


ルリタテハを見付けてから小1時間ばかり追いかけていた。
望遠レンズだったら撮り易かっただろうが広角ズームだ、それに敏感に反応するから近づくのも難しい、しかも作物の蒔えられた畑だ、近接1ショットを狙うのに一汗かいた。