ルリタテハの若齢幼虫

庭のオニユリルリタテハの若齢幼虫が二つくっついていた。

ルリタテハは成虫で越冬する。
ルリタテハの生存期間はどれくらいなのだろうか。
この幼虫は羽化し成虫になり生き永らえて冬を越すのだろうか、それとも越冬する個体はもっともっと晩く羽化した個体なんだろうか。

もう随分昔だが、春未だ浅い比良山麓の雑木林で越冬明けのルリタテハを見たことがある。
南面する陽当りの良い雑木林の中のアベマキの木にいた。
風雪に耐えてきたという感じのボロボロの翅をしていたのを覚えている。
同じ頃、テングチョウの越冬明けの個体も見つけたことがある。

思うにあの頃は寒風の中でも雑木林や棚田の土手を歩いていたのだ。
ルリタテハの若齢幼虫のことから昔日のさまざまな風景を思い出していた。