小さな谷間の畑への道すがらコミスジを見つけた。
雑木林の林縁を羽ばたきしては滑空する、時には滑空時にひょいと「く」の字にターンするのだ。
羽ばたきと滑空を交互に繰り返すこの翔び方は、特徴的なコミスジの飛翔のようだ。
翅を閉じているところ(翅裏)を見たいと思い、30分近くコミスジの後を追いかけていたが撮れずだ。
コミスジの写真をWebで検索しても翅を閉じた写真は非常に少ない。
小さな谷間の上をえっ!と思うほどの速さでアオスジアゲハが続いて黒いチョウが谷渡りし、向う斜面の夏ミカンの木に止まるのを見つけ、斜面を滑り降りた。
昨日もアオスジアゲハや黒いヤツにレンズを向けたが撮れずだった、何とか撮りたいそんな思いが普段はしない斜面降りをさせたのだ。
谷間に降りたものの夏ミカンの木のある所まで登るのが大変なのだ。
斜面に咲いていた小さな花は何と言う花なんだろうか、遠廻りになるが草刈りされている細い農道にした。
辿り着いた時にはアオスジアゲハや黒いチョウの姿はなかった。