コハクチョウ

冬用のタイヤの履き替えに行った帰り道、草津市志那の湖岸へコハクチョウを見に立ち寄る。
沖合に3羽のコハクチョウがいた。


光が良ければ長居もしただろうが分厚い雲だ、早々に引揚げる。
いつの頃からか、雲が流れて光が良くなるのを待つ、そんな待つということが老爺には出来なくなっているのだ。

一昨年の冬、烏丸半島の湖岸で鳥撮りをしている人に声を掛けたことがある。
アシ原に来るチョウゲンボウを狙っているとのことだった。
驚いたのはチャンスを狙って、2時間近くも風よけもない寒空の下でいたということ。
思いの一枚を撮るためには、これだけの待ち時間をも覚悟しなければならないのだと感心していた。

チャンスを辛抱強く待つ、待つということが出来ないようではいい写真は撮れませんよ、自分に言い聞かせていた。