木陰のカワセミ

何年か前トンボ撮りの折にカワセミを見たことのある場所を思い出して行ってみた。
予想したとおりカワセミがいた。
カワセミはいてくれたが生憎と木陰の枝に止まっていた。
1ショットする間もなくカワセミは飛び去る。
今日は昼食用のサンドイッチとホットコーヒー、それに三脚も持参しているのだ、カワセミが帰ってくることを願って待つことにした。
鳥撮りを始めて3ヶ月、待つてみようと思ったのは初めてだ、三脚を据える。


小半時ほどしてからカワセミが再び姿を見せた。

待った甲斐があったのだ、変な言い方だが待った後の不思議な安堵感を覚えていた。
カワセミがジャンプする姿も飛び立つ様子も撮れなかったが、先ずはの一枚が撮れたのだ。
老爺が待てる時間はどれ位が限界だろうか、小半時の待ち時間でカワセミが撮れたから良かったものの、1時間も待てただろうか、三脚をたたみながら老躯が耐えられる限界を考えていた。