晴撮雨読

午後から雨、手に入れたばかりの「空海高村薫 新潮社 を読み始める。

晴れた日は虫撮りに、雨の日は読書を、呆け暮らしをしないようにとリタイアして12年専らこのことを心掛けてきたが、いつの頃からか読書の量が減っている。
読書量の減少とともに読書の傾向がファンタジー系の作品になっている。
今年に入って、ミシェル・ペイヴァーの「クロニクル千古の闇・オオカミ族の少年」評論社 全6巻、ロビン・ホブ作「ファーシーアの一族・騎士の息子」など全6巻、ローズマリー・サトクリフの作品群を読んでいた。
少し硬質になると読むスピードが極端に落ち、その上途中放棄が多いのだ。
10年ほど前の冬に手に入れた「アメリカン・ジハード」マフムード・マムダーニ著 越智道雄訳 岩波書店 などは、途中のページにしおりを挟んだままだ。
パリのテロ事件のことからも、”連鎖するテロのルーツ ”の副題のつくこの本も読まなくては。

いつでも取り出せるようにと書棚の最前列に並べたまま手付かずの本が6冊ほどある。
雨読の方を意識してやらねば。