早朝の釣り人

和邇川河口付近で早朝にカワセミのペアをよく見掛けますよ、そんな情報を昨日貰ったのでさっそく早起きして出掛ける。
日の出前に行動を開始するのは随分久しぶりのことだった。
あわよくばカワセミが撮れる、そんな期待が老爺を駆り立てていたのだ。

6時過ぎ現地に到着、既に釣り人が一人湖中に立っていた、これには驚く。
釣りの世界に「朝まずめ夕まずめ」という言葉があることは承知している。
釣れる確率の高いこの時間帯を狙って釣り人は遠方から来ているのだ。
奈良ナンバーの年代物のランクル・プラドの人、これまで何度も見掛けている中年のバサーだ。


河口付近を歩くが期待のものは見当たらずだった。
それにいつもいるコサギダイサギの姿も無し、ハクセキレイも見掛けずだった。
車の中でホットコーヒーとハムサンドの朝食を摂りながら、鳥待ちとバサー見学の小1時間。
バサーは2度ほどルアーを変えキャスティングを繰り返していたが、ヒットした様子は無かった。

早朝の釣り人の姿を眺めながら、カワセミの姿を探しに明日も又早朝から来ますか、自問していた。
バサーはランカーが欲しいのだ、こいつを狙って来ているのだ、オマエさんも欲しいものを撮るために来られますか、何度も問いかけていた。

河口の流れは雨の影響で又も変わっている、コサギ達の魚捕りには条件が悪くなっているようだ。