アゲハ幼虫蛹化の準備か

午後9時過ぎ書斎に上がってアゲハの幼虫のいる虫籠を覗きこみ幼虫がいないのに気付く。
6月4日にITOUさんに貰った幼虫は柚子の葉の上であまり動かずにいたから、覗きこむのに都合のいいようにと虫籠の蓋をしていなかったのだ。




アゲハやルリタテハの幼虫に脱走されたことは一度ならず経験している、いつだったか脱走されたことに気づかずスリッパの先で踏みつぶしたこともあった。
今回は幸いにも虫籠のすぐ近くにいた。
元の柚子の葉の上に戻すがこれまでと違って動きが活発なのだ。
再び脱走されないようにと蓋をしていて、虫籠の中に体液が排出されているのを見付ける。
脱走、活発な動き、体液の排出、これらはアゲハが蛹化を始める前兆なんだろうか。

幼虫は蛹化のためのぶら下がる場所を探すように、柚子の葉の上や虫籠の天板の縁を動き回っている。
蛹化に付き合うつもりで、司馬遼太郎さんのエッセイ集「以下、無用のことながら」を書棚から引っ張りだした。
エッセイの一章を読み終わる度に虫籠を見る。


現在午後11時50分、今のところ幼虫は動きを止めていない、最後まで見届けずに寝ることにした。
いつもの深夜族だったら3時過ぎまでは平気なのだが無性に眠くなっているのだ。