フキノトウを探しに

風もなく穏やかな一日だった。
ポカポカ陽気に誘われて、フキノトウを探しに霊仙山(比良山系の南端)の麓の棚田に行ってきた。
三時間近く棚田や谷川沿いの道を歩きまわったが、目的のものを見付けることは出来なかった。
以前にフキノトウや山蕗を採ったことのある棚田や谷川の土手は、何年も人の手が入っていないようでひどく荒れ果て、熊笹やカヤに被われてしまっていた。

フキノトウを探しながら虫も探したが、棚田の南斜面でナナホシテントウを一匹見かけただけで、虫探しも不発だった。


棚田の土手は枯れ草のままで春は未だ遠い感じだった。
フキノトウは見つからなかったが、谷川沿いの斜面でワラビやノビルの採れそうな場所を見付けた。
時季になればもう一度虫撮りを兼ねて来てみよう。
ノビルは少し甘目のピクルスにするか醤油漬けがいいように思う。
ワラビは定番の玉子とじ、スモークベーコンを細切りにしてとじこむのもいいだろう。
本格的な春が早く来て欲しいものだ。