陽当りのいい棚田の南斜面の土手でワラビを見付ける。
今年初めてのワラビだ。
初物を食べると75日命がのびる、そんな俚諺を思い出して僅かだったが摘んで帰る。
ワラビの山菜ずしが喰いたくなっている、明日にも作ってみよう。
何年か前に一度作ったことがある。
ワラビは茹でてアク抜きをして３cmくらいに切る。
茹でたこんにゃくと油揚げは短冊切りにする。
ワラビ、こんにゃく、油揚げをだし汁、醤油、砂糖で煮含める。
すし酢は、酢、塩、みりん、砂糖の合わせ酢、どんな配分だったかは思い出せないが何とかなるだろう。楽しみだ。
ワラビ、ゼンマイ、山蕗、ノビル、アサツキ、タラの芽、ギョウジャニンニク。
これからの季節はいろんな山菜採りが楽しみの季節、だが今年は摘みに行けそうにない。
昨年まではそれ程でもなかった花粉症が、今年は酷くなっており眼が堪らなく痒いのだ。
家を出るまでは眼の痒みは少し収まっていたが、棚田の土手でワラビ探しの最中に突風に見舞われて眼の痒みが酷くなり急いで逃げ帰った。
この状態だと虫撮りにも行けそうにない。
花粉除けのゴーグルを探さなくてはなるまい。
