オオイヌノフグリとタネツケバナ

比良連山の南端霊仙山の麓から流れ下る小川・喜撰川の川沿いの道を、中流域から河口まで歩く。
ひさしぶりの長い歩きだ、川沿いの道端や田の土手で虫探しや春の花探し、土筆探しをする。
(今日は眼の痒みが嘘のように消えている、啓蟄の日の物凄い痒みは一体何だったのだろうか)

川沿いの道も棚田の土手や田んぼも想像していた以上に荒れていた。
川沿いの道には枯れ草が茂り轍の痕も消えかかっている、土手も田んぼにもクマザサがはびこり耕作放棄されて相当の歳月の流れを感じさせられる。
植生も変わってしまっているのだ、オオイヌノフグリの群落も消え、田んぼ一面に見られたナズナタネツケバナの姿も見当たらないのだ。
ほんの僅かに咲くオオイヌノフグリタネツケバナを撮る。

棚田の土手では惣菜一品出来るほどの土筆も採れたが、今ではその姿を探すことも出来ないのだ。
山野が変わり風景が変わっている、諸行無常と承知はしているが、妙に寂しくなる。

河口近くで桜の花を啄んでいるヒヨドリを撮る。

*喜撰川河口

(今年初めての長いヤツを見る、とぐろを巻いていた、記録までにと1ショットする)