湖(うみ)の荒れる日

龍谷大瀬田キャンパスでの講座からの帰り、今年も草津市志那湖岸にコハクチョウが飛来していたことを思い出し寄り道してみたが、その姿を見ることは叶わずだった。
西からの強い風で湖は随分荒れている、荒れた波間に僅かばかりの鴨が漂っているだけだった。


鴨を撮りに車から出るが突風に吹き飛ばされそうになり慌てて車に逃げ帰る。
老いの身は風に逆らって踏ん張り続けるだけの体力が失せているのだ。
車の中から小一時間荒れる湖面を眺めていた。

湖の荒れる日、もっともっと荒れる日、車の中からでも撮れるように長いヤツを眼デジに装着して来てみたくなっていた。
本当は日本海での波濤が欲しいのだが、今の状態では叶いそうにない。

今日の講座は「法華経を読む」の第3講・方便品。
講師那須良彦先生の講座はしばしば飲み込むことが出来ないほど難解なのだが、今回の講座は初講からとても面白いのだ。残り3回の講座が待ち遠しくなっている。