読むと聴く

昨夜は午前3時近くまでの読書だったが久しぶりの早起きをする。
ぐずついた天気が続いていたが今朝は明るい陽射しの好天だ。
気象予報によれば夕方頃から天気も崩れるとのことだったから、晴れ間のうちに家の周りの片付けや窓拭きなど、年の暮れの大掃除をやってしまわなければならないのだが、面倒臭くなっているのだ。

昨夜読んでいたのは「真宗文化ー真宗文化研究所年報・第22号ー」
先日、京都光華女子大学でのある講演会に参加した折、受付で頂戴したものだ。

この22号に収録されている光華講座(第42回)の講演録、「言葉の向うに開ける大乗仏教の原風景ー経文に見える大乗、一闡提、観音、浄土の本当の意味ー」(講師 辛島静志・創価大学国際仏教学高等研究所教授)がとてつもなく面白かったのだ。
生の講演も聴いてみたかったと思いながら読み進めていたが、面白いと感じたのは、文章を読む、判らない用語はWebで調べる、一呼吸も二呼吸も間合いを執る、などマイペースの世界でいられるからだ。
これが生の講演を聴いていたのでは、話を咀嚼するための前提知識が多分に欠けているのだから、恐らくここまでの面白さは感じなかっただろう。
老兵には聴くことよりも読むというマイペースのほうが安心していられるようだ。

ボケ防止のためにも再読しなければなるまい。