ヒメアトスカシバ

ドロバチなどの営巣行動が見たくて玄関横や裏庭などに5個の竹筒トラップを設置している。
それらを点検していた時、蔦の葉の上で黒い胴体に黄色い二筋の帯を持つヤツを見つける。
竹筒トラップに来たオオフタオビドロバチだと思い、急いでポケットからEX-10を引っ張り出した。



遠目にはオオフタオビドロバチのように見えたが、そっと近づいてみるとヤツは期待のドロバチではなくヒメアトスカシバだった。

ヒメアトスカシバ、後翅には鱗粉がなくまさしく「透かし翅」だ。
別名フタスジスカシバ。

秋になると幼虫はヘクソカズラの茎に潜り込んで虫こぶを作り、この中で越冬するという。
住宅地の中にもう随分長い間空き家になったままのお宅があり、その荒れ放題の垣根にヘクソカズラやヤブカラシが繁茂しているのだ。
秋にはヒメアトスカシバが作る虫こぶを探してみよう。

竹筒トラップにオオフタオビドロバチなどがやって来るのはいつ頃になるのだろうか。
待ち遠しいものだ。