ローズマリー・サトクリフ(4)

ローズマリー・サトクリフの作品2冊がAmazonから届く。

「闇の女王にささげる歌」(評論社)と「ヴァイキングの誓い」(ほるぷ出版)。

何かの拍子に堪らなく読んでみたくなる作家の一人がローズマリー・サトクリフなのだ。
彼女の作品を初めて読んだのは30数年も前、「ともしびをかかげて」だった。
書棚には20冊ほどが押し込められている。
気持ちがささくれ立つた時などによく手にしていたのだ。

ファンタジー物語を読む、このことは現役時代には、ささくれだった気持ちを和らげてくれる、一種の解毒剤の役目をしてくれていた。
そんな名残りからだろうか、今でも不意に読みたくなることがあるのだ。
「進化の存在証明」=リチャード・ドーキンスも半ば以上読み終えたから一旦休憩して、サトクリフの作品を読むことにする。

窓の外は冷たい比良颪が吹き荒れ、時折風花が舞っている。
今日も終日書斎に閉じこもりだ。