ジビエ料理が喰いたい

ブリ大根を作りながら何の脈絡もなくジビエ料理のことを想像していた。
イノシシ、野兎、スズメ等はこれまでに何度か食ったことがあるが、シカや熊それにキジ等は口にしたことがない。
シカや熊やキジを一度喰ってみたい、特にキジを喰ってみたいと頻りに思い始めている。
滋賀県では増えすぎたシカを年間一万頭以上駆除しているとのこと。
このシカを利用したジビエ料理を提供する所も県内には何軒かあるが、私の調べた限りではキジ料理をメニューに載せている店は見当たらずだった。
それだけ余計に喰いたくなっているのだ。

先日フキノトウを探しに出かけた栗原(大津市)の雑木林で散弾銃の空薬莢を見付けた。
真新しい薬莢だった。


銃砲に関しては全く何の知識もないから、この薬莢が何を狙ったものなのか想像も出来ないでいたが、イノシシやシカなどの獣狙いというよりも鴨やキジなどの鳥狙いではなかろうかと想像していた。近くには小さいが野池があり、鴨が飛び立つのを何度か目撃したことがあるのだ。

この空薬莢のことから鴨のことを思い出し、そのことが記憶にあったことから、ジビエ料理キジを喰ってみたいと思うに至ったのだ。
老兵は今も空きっ腹を抱えていた少年時代のように喰い意地がはっている。
おいおい、という感じだ。
それにしてもキジが喰いたい。