睡眠と時間感覚

深夜族の生活パターンから抜け出せずにいる、日の出前の風景を撮りに行こうと思いながらも、この状態を引きずつたままなのだ。
70代になれば睡眠時間は6時間もあれば十分だと云われるのに、今日の私は異常なほどの睡眠時間をとっていた。目覚めたのが午後2時過ぎ、途中で2回目覚めたものの12時間近く眠っていた。
これほどの眠りを取りながら午後4時を少し回る頃になると眠くなり炬燵に潜り込んでいた。

一昨日の京都造形芸術大学からの帰り道、バスを降りた後の京都市役所近くで短い時間だが方向感覚を失い目的の場所への道筋を探しあぐねたように、今日は時間の感覚が失われているのだ。
時計を見ることで何時頃かは掴めても体内時計は狂ってしまっている。
太陽が出ていれば体内時計もそれなりに自動修正出来ただろうが、どんよりとした天候だからそれもならず、呆けている。

「寝てばかりじゃ体に良くないですよ、散歩に行ってきたら」カミサンの声に背中を押されて遅い夕方の散歩に出る。

琵琶湖バレーでは夜間スキーも行われているのか山頂には明りが見える。

いろんな刺激に晒され続けている現代社会では眠りという日常的な営み、これが何らかの影響でその歯車を狂わせるとそれを正常に戻すのは容易ではないと言われる。
回復困難な睡眠異常や時間感覚喪失の泥沼に入り込んでしまわないように心掛けねばなるまい。
寒くても虫探しに出掛けるのがいちばんの予防策だろう。