カメムシの仲間

雨上がりの庭でムクゲの葉の上にいるカメムシの仲間ヒメホシカメムシを見つけた。

このカメムシの仲間は日本では90種類程いるといわれている。
触れたりすると悪臭を放つ嫌われ者だ。
寒くなると越冬するために家の中に入ってくることがあるが、家の中で見つけたりすると一騒ぎだ。
カミサンなどは悪臭防御のためサランラップを2重3重にしたもので捕まえにかかってる。
それに初冬の頃の洗濯物の取り入れにはそこまで丹念に見るのと思うほど慎重に取り入れている。
いつだったかパジャマの袖の中にカメムシが潜り込んでいてひどい目に遭ったことがある故だ。

ムクゲの葉の上で見つけたヒメホシカメムシがどんな悪さをするのか知らないが、カメムシの仲間の多くが害虫として農家からは嫌われている。
稲や野菜に取り付き害するカメムシ、柿やナシの果実の汁を吸うカメムシ、ことにビワの実につくチャバネアオカメムシはちょっとした油断が大きな被害をもたらすだけに大変嫌われている。

カメムシの中には益虫としてのカメムシもいる、肉食性のハナカメムシの類だ。
野菜などにつくアブラムシなどを好んで喰うといわれている。
肉食性のサシガメの仲間ヨコズナサシガメに指先を刺されその激痛に仰天したこともあるが、それでもカメムシ類が被写体の対象になっている、未だその数は僅かだが美麗なヤツもいるのだ。