モリアオガエルの卵塊

先日の平池のカキツバタ撮りの時は、沢山の三脚の並びに戦意喪失して早々に引き上げた。
そのリベンジのため早朝に出掛けた。夫婦連れのカメラマンが既に三脚を据えているだけで先日の喧騒さは無く、朝のひんやりとする湿潤さが気持ちよかった。
カキツバタは今が見頃のようだ、かなり長い間放心したようにカキツバタの池を眺めていた。

七時を回った頃突然賑やかになる、女性も含めた10人近いカメラマン達だった。
その集団と入れ替わるようにして駐車場所に帰ってみて、又もおっ!となった。
先回の時も岐阜、三重、神戸などの遠隔地のナンバーを見たが、今回は和歌山と尾張小牧のナンバーを見る。

帰路は処女湖(淡海湖)、天狗岩(紅葉の名所)、石田川ダムを廻って帰ることにした。
車の窓もサンルーフも全開にして山間の細道をゆっくり走る。
所々に落石もあったが一人だけの山道は何とも言えず心地良かった。

その道筋で山肌から水が流れ落ちて水溜りの出来た箇所では、必ずと言っていいほどモリアオガエルの泡状の卵塊が見られた。


卵塊を突っいてみるとその中には既にオタマジャクシがいた。

モリアオガエルは5月の終わり頃から6月のはじめにかけて産卵するようだ、来年はこの様子を撮りに来よう。
瀬音に惹かれて卵塊を撮った直ぐ近くの川の急斜面を降りたが、カメラと三脚の重さに上りは
難渋した。老兵よ、自分の体力を識れ!だった。