早朝の平池（高島市今津）へカキツバタを見に行って来た。
昨日の雨の後だから湿潤な緑やカキツバタが見られるだろうと期待していたのだが、無駄足だった。
空梅雨と真夏日が続いた所為だろうか、カキツバタの数も少ないし、花も盛りが過ぎて遠目にも朽ちかけた花びらが目につくのだ。
早々に戦意喪失だ。
それでも早起きしてここまで来たのだからと思い直して池畔のカメラの列の脇に三脚を据えた。
虫撮りの時はいつも一人ぽっちで雑木林の中などを彷徨っている、だから大勢のカメラマンと場所争いをするような状況でファインダーを覗くことは相当に苦痛なのだ。
その上目当てのカキツバタが何とも言えず見苦しい。
見苦しいと感じ始めると撮りたい意欲はボロボロになる。
こんな状態でいた時、後ろから背中を押すようにして一脚の先を捩じ込んでくる人がいた。
５人ほどでやってきたオバサンカメラマンの内の一人が場所の空くのを待ちきれず行動に出たのだ。
完全に意欲喪失。オバサンに場所を明け渡して退散した。
昨年も２回此処に来ているが満足なものがない。
今回も証拠写真を僅かに残して後は全てゴミ箱行きになった。
平池とは相性が悪いのだろうか、それとも日の出前４時頃までには此処に来ていなさいよと言われているのだろうか。
