アサヒナカワトンボとオオフタオビドロバチ

権現谷(大津市途中)へ、ハンミョウとイトトンボを撮りに行って来た。
イトトンボは田植えの終わった棚田の土手や谷川沿いの草むらに結構沢山いたが、ハンミョウの姿は全く見かけずだった。
イトトンボの連結飛翔を今回も狙ってみたが不発に終わった。
三脚を据えて飛び立つ瞬間の飛翔の姿をと思い何度か試みてはみたものの、これも並大抵の作業ではない。イトトンボに近づき三脚を構えることそのものが大変だし、その上小さな被写体だからピント合わせが思うようにならないのだ。

再々挑戦が必要だ。それにしても暑かった(車載温度計は28.3度だった)

帰り道、融神社(大津市伊香立)に寄る。
遅い昼食を神社本殿の下で摂っていて意外なものを見る。
小さな黒いハチが本殿の柱に開けられた穴に出入りしているのだ。
柱には幾つもの穴が開けられており、かなり古いと思えるものから最近開けられたと見えるものまである。



この穴はこのハチが育房にするために囓り開けたものだろうか。
育房と思われるのは土で塞がれた穴が幾つかあり、またハチが穴塞ぎにかかっていたからだ。
それに穴の中から囓りカスの木屑も後退りしながら運び出しているように見えたからだ。

おにぎりを食べながらしばらく観ていた。
人っ子一人いない境内で老杉の梢を渡る風の音を聞きながらハチの行動を眺めていた。
これも虫撮りが与えてくれる至福の時間だ。
思うように撮れなくてもこんな時間があるから虫撮りが止められないのだ。

ドロバチのように青虫などを運び込む様子は残念ながら見られなかった。

境内横の小川でアサヒナカワトンボを撮る。



(このトンボがアサヒナカワトンボなのかニホンカワトンボなのか判別出来ずにいる)

 *融神社にいたハチはオオフタオビドロバチ。