イタドリ

近くの住宅地に、仏教系大学の教授をなさっていたAさんのセカンドハウスがある。
長い間Aさんが大学教授だとは存じ上げなかったが、キャンパスプラザ京都の会場での連続講座に参加した折の講師紹介で大学教授だと知った。
今日も散歩の途次Aさんの庭を覗きこんだ。
このAさんの庭は手入れが行き届いているとは言えない庭だ。
それ故に虫撮り人には格好のポイントになることがあり、以前イタドリの葉の上で白い蛾の交尾行動を見たことがある。
ドロハマキチョッキリが揺籃を作っているのやマメドクガが葉を齧っているのを見たこともある。

そんな庭にイタドリが大きくなり始めていた。

このイタドリが何本にも増える庭は、陽当りもよくそれに北風も吹き込まない。
ここは虫達の越冬には最高の場所のように思えるのだ。

以前に見た白い蛾を記憶を頼りにWebで調べてみたらセスジヒトリという珍しい蛾のようだった。
もう一度見てみたいそんな万分の一の偶然を期待して覗きこんでみよう。

子供の頃はイタドリを囓ったこともありその酸味が懐かしいがもう囓る気はしない。
イタドリを使った料理も思い付かない。