書斎に閉じこもって

昨日から書斎に閉じこもっていた。
読書半分呆け半分という状態だった。

読書の方は「下天を謀る」安部龍太郎著(新潮文庫)上下2巻を読了した。
戦国時代の武将藤堂高虎については、七度も主家を変え、最後には豊臣側から寝返って徳川に仕えた「世渡り上手」あるいは伊賀上野城のような高石垣を持つ城などを築いた築城の名手、こんな人物像しか持ち合わせていなかった。
しかし本書はそんなイメージとは全く違う高虎像が(月並な表現だが)手に汗を握る感じで描き出されていたのだ。
激動の戦国時代を生き抜いた男の人生、これ程夢中で読んだのは随分久しぶりだった。

呆け暮らしの半分はカミサンが録画しておいてくれた中井精也の「にっぽん鉄道写真の旅・3 九州編」や「地球いきもの大図鑑」、「ワイルドライフ アリゾナ・アリの巨大帝国」「食彩の王国」などを見ていた。