アブラゼミ羽化に失敗

一昨日はクマゼミがうまく羽化できず飛び立てない姿を見たが、今朝も門扉の側でアブラゼミが上手く羽化できずにいるのを見つけた。
このアブラゼミも木に登らず地上で羽化したため、殻から抜け出す時何らかの原因で翅を完全に伸ばしきれず、奇形になったようだ。

種類が違うとはいえ二度も同じような現象を見たということは、セミの羽化時にはそれなりのパーセントでこんな事故が起きているのだろうか。

定期検診の日だったのでそのままにして家を出た(八時半)、病院から帰ったのが十時過ぎ、アブラゼミは最初に見た所から移動し門扉の壁に登っていた。

羽化した時に短時間で翅脈を伸ばしきってしまわないと完全な翅にはならないのだ。
飼育していたルリタテハの羽化撮りの時にもこの不完全羽化を見たことがある。
昨年の5月にはナミアゲハの不完全羽化を見たこともある。

夕方に見た時には抜け殻だけが残されていたがアブラゼミの姿は見当たらなかった。
あの奇形の翅では飛ぶことも出来ないのに何処に消えたのだろうか。