ローズマリ・サトクリフ(2)

ソフィーの世界」を読むのを一時中断して、昨夜取り出しておいたローズマリ・サトクリフの作品の中から「第九軍団のワシ」を読むことにした。
こんな読書のやり方故に一冊の本を読み終わるのにとてつもない時間が掛ったり、途中放棄の積ん読本が何冊も出来たりするのだ、今回は途中放棄しないように読み終わろう。

「第九軍団のワシ」の裏表紙内側に、’72.7.19と鉛筆書きで小さく購入日が書きこまれている。
奥付を見ると1972年7月10日 第1刷発行とある。
思うに出版されるのを待ちかねるように手に入れたのだろう、40年も前のことだ。
40年前に関する記憶は断片も思い出すことは出来ないが、読み進めていく中でその当時のことを何か思い出すかもしれない。
こんな事も昔読んだ本を書棚の奥から引っ張り出して読む楽しみの一つになる。
それにサトクリフが鮮やかに描き出しているローマン・ブリテン時代の風俗や習慣、古代イングランドの地図や風景の様子など、より詳しく知りたい時も40年前と違って今はWeb検索ができる。
寒い間は読書に専念だ。