読書ノート

今日も寒い一日だった。
比良連山は灰色の雪雲に中腹まで覆われることがありほとんどその山容を見せなかったが、湖北の伊吹山は終日白雪の姿を見せてくれた。

Cooking当番の食材を買いに出掛けた後は書斎に閉じこもって読書だ。
読書疲れの老眼を休めるのに雪の伊吹山はいい眺めになる。

「第九軍団のワシ」をワクワクしながら読み進んでいるが、読書時のいつもの癖が出ている。

ストーリーを追いながらもイメージ出来ない言葉に出会うとそれが気になってそこで一時停止だ。

今回ものっけから、ブリトン人、ドルイド僧、ハリエニシダ等の言葉に引っかかっている。
これらの単語の詳しい内容を知らなくても物語のストーリーを追いかけてはいけるが、物語の世界、想像の空域を広げるためにはどうしても承知しておきたいのだ。

ドルイド僧という言葉をキーに、古代ケルトの宗教、ケルトの習俗、ケルトの歴史・・・・etcを
調べる。ハリエニシダの木や葉っぱそして花の色調べることで、ブリテンの原野にそれがどんな光景を作っているのかが想像できる。

物語を読む楽しさとそれに付随していろんな事を調べる面白さ、これが私の本読みの楽しさだ。
こんな楽しみのために昔は読書ノートを作って、気になることを片っ端から書き留めていた。
このノートを持って図書館や本屋さんの立ち読みに行ったものだ。
今ではWebが手軽に疑問などを解決してくれる。
コピー・ペーストで読書ノートを作ってみるか、サトクリフの残りの作品を読むためにも。