屋敷神

深夜族の為朝の目覚めは10時近くになることが多くなっている。
そんな時刻の目覚めなのに午後に入るときまって睡魔に襲われる。
今日もカミサンが録画しておいてくれたドキュメンタリー「earth」を見ながらいつの間にか寝てしまい、長い午睡だ。

午睡の後散歩に出る。
ウォーキングシューズを新しくしたので足慣らしを兼ねての遠出にする。
私の今住んでいる所は新興の住宅地だが近くには旧い在所があり、ここを目当てだ。

この在所の中を歩いていて屋敷神の祠の多いことを発見した。
ほぼ各家々に見受けられる。
石造りの祠、銅葺き屋根を載せたもの、壊れかけた木製の祠、朱塗りの祠等大小さまざまなものを見つけた。つま先立つたりしゃがみ込んだりしてその祠を覗き込んでいたから不審な奴と思われたかもしれない。
神道系のものだけでなく、中には卍紋が見て取れるものもあった。

これらの祠に祀られている神は農耕神や祖先神なのだろう。
正月の歳神さまの祀りだろうか生米が供えられている祠もあった。
こうした行事、信仰心などの習俗はいつまでも続いて欲しいものだと思うが、果たしていつまで続くものだろうか。
JRの駅一つ向うの比良山麓にある集落でも多くの屋敷神の祠を見たことがある、そこは農家の多い集落だ、暖かくなったら一度出掛けてみよう。