物忘れ

義母の三回忌で大阪まで行って来た。
安全運転を心掛けての走行だが、高速道路ではついアクセルを強く踏みそうになり、おまえさんはもう後期高齢者の域に近いんですからねと自分に云い聞かせながらの運転だ。

それに少しづつではあるが注意力が散漫になりつつあるようだ。
特に左折時には後方確認や歩行者の確認に一層の注意力が必要だ。
あちこちへ虫撮りを続けていくそのためにも車を保持しなければならないのだから。
万一事故でも起こそうものなら運転免許の返上をカミサンにいわれることになる。

注意力が散漫になり始めているのと同じように物忘れも多くなり始めている。
忘れてダメージを受けるようなそんな物忘れは未だないが、複数のことを同時進行形でやり始める時その内の何か一つを忘れていることがある。

昨夜も夕食時には皆既月食を撮らなければと思っていたのに、食後はそんな事は忘れてしまっていた。風呂に入った後のんびりと昼間撮ってきたRAWデータを現像していた。思い出した時には月は半ば以上欠けていた。
それに望遠レンズも三脚も車に積んだままになっていることを思い出した。
撮影行から帰った時カメラとザックは下ろしたが、トランクに積んだ三脚などを忘れている。
三脚なしではまともな写真が撮れるはずもない。寒空の下、車庫まで行く気も起らず撮るのを諦める。こんな事がこれから増えていくのだろうな。

今日は来年の写真展の第1回目の候補作選び出しの日だ、それぞれが自信作を持ち寄ったことだろうな。
年明けにも2回目のあつまりがあるだろうから、現像とプリントを急がなければならない。