雑踏の中で

RECコミュニティカレッジの講座に潜り込むようになって9年目になる。
途中で居眠りしたり受講放棄したりの講座も幾つかあったが、面白い講座が多くて毎回出席するのが楽しみであった。中でも今日の講座(「無量寿経」巻下 講読5)は山田明爾先生。先生の講義は飛び抜けて面白く90分はあっという間に終わってしまう。

講義の後はいつものコース、蕎麦を食べジュンク堂書店とギャラリー3ヶ所へ立ち寄りだ。
雑踏の中をゆっくり歩いているとおおっ!という光景にも人にも出会うことがある。
信号待ちをしていた時不意に横から私に突き当たるように出て来た人がいた。
もう随分年配だと思われる人だが真っ赤な口紅とびっくりするほどのマスカラ、これも一つの人生の楽しみ方だろうなと感心して見ていた。
鄙の琵琶湖畔から京の雑踏にしばしば出て来ていろんな刺激を受けなければ、感覚も体も劣化してしまうかもしれない。

雑踏は人の世の万華鏡だったり縮図だったりするのだろう。
一度ゆっくりと雑踏を撮ってみよう。

京の暖簾を幾つか撮った。