薄明の刻

薄明の一刻を狙ってみたいとかねがね思っているものの、老兵には叶わぬ思いになっている。
琵琶湖湖畔で幾つかのポイントをマークしているのだが、深夜族の生活パターン故に体が思うように動き出してくれないのだ。
今朝六時過ぎに目覚めた時、日の出が始まっていたので書斎の窓からレンズを突き出してみた。

パジャマ姿での撮影だ、数枚撮って急いで布団に潜り込む。

薄明の一刻をきちっと撮るためには、五時前に家を出て目的のポイントにいなければならない。
薄明かりの中の残雪の湖畔、撮りたい、思いだけが空回りしている。
写真仲間のTさんも早朝の琵琶湖を撮っている、4季折々に狙っているとすればこの寒月の薄明の一刻をどんなふうに切り撮っているのだろうか。
拝見するのが楽しみだ。

運動不足解消のため夕方の散歩は少し遠回りする。
通りすがりの神社に立ち寄ってみる、何度か境内でフユシャクを見たことを思い出したのだ。

虫の姿は今日も見かけずだった。