山鉾建て

祇園祭の山鉾の準備、山鉾建てを撮りに行ってきた。
華麗で賑やかな祭り本番の山鉾巡行の姿ではなく、山鉾を組み立ててゆく地味な仕事ぶりが見たかったのだ。
炎天下で働く大工さん達の様子をいろいろと思い浮かべ、それなりのシーンを考えていたが、いざレンズを向けてみるに、思うようには撮れない。
望遠で狙ったのでは面白くないと思い、広角で大工さんを狙ってみるが仕事の邪魔にならないように近づくのは容易なことではない、こんな時いつも思うのはどこかの新聞社の腕章が欲しいなということだ。コイツがあれば最初の撮影プランのものが何カットかは撮れただろうに。

カメラを持つ手が汗でベトベトになる程の炎天下での3時間近い苦行だったが、撮った獲物は雑魚ばかりだ。
ゴミ箱行きを免れるのは何枚残るだろうか。

水分の補給は自販機でと考えていたが四条通ではこれがあまり見当たらないのだ、撮ることに夢中になっていた所為もあるが、危うく熱中症になりかかっていた。