夏が逝く

「夏が逝く」というテーマで虫達の死を撮っている。
今朝もオサムシの死を撮った。

虫達の死を撮り始めた動機は何だったのか思い出せないが、ある神社の参道でギンヤンマの死を見た時きれいだと思ったのが初めのように思う。
オサムシが死んでいたすぐ上のノウゼンカズラにはミスジチョウが吸蜜している。

pukuさんとの早朝の散歩で草刈を免れた空き地の草むらへ入る。
かましいほど鳴いていたキリギリスの鳴き声が、一歩入った瞬間ピタっと止まる。
しばらくの間朝露でお尻が濡れるのも構わずしゃがみこんでいたが、こちらの気配を感じ取っているのか、キリギリスが鳴き出すことはなかった。
キリギリスの寿命はどれくらいなんだろうか、「夏が逝く」に加わってもらう為に、細心の注意を払って観ていなければならない。

「生」と「死」

書斎のアゲハのサナギの羽化がそろそろ始まる頃だ。(蛹化は7月5日)
蝶になる「生」の瞬間を今度はきちっと撮りたいものだ。
それから庭の柚子の木に今朝キアゲハが産卵に来ていた、これも「生」の第一歩だ。
明日は卵を探してみよう。