母衣打ちを見た

枯れ草の茂みの中での母衣打ちを見てきたが、今日は今季初めてのまともな母衣打ちを見た。

雨上がりの畦道は緑が吹きこぼれるような若草に覆われ気持ちがいいが、その若草の茂みの下に、昨夜来の雨で水たまりが所々に隠れているのだ。用心しながら畦道を歩いたが2度ほど水溜りに踏み込んだ。これからは田んぼに水が張られるから溢れた水で田んぼ道は泥濘んでくる。防水のしっかりしたトレッキングシューズを履いて来なくてはなるまい。

昨日は終日雨降り止まずという感じだった。それに昨夜は強風が吹き荒れていた。桜の花もこれで全てが散ってしまったことだろう。桜の花を啄みに来るヒヨドリシジュウカラなどを撮りに行こうと思いながらも行けずだった。来季の桜は見られるだろうか。ふと「明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは」の言葉を思い出していた。

キジの隠れ家の耕作放棄地、そこの桜の木からも花は消えていた。