オオジュリンだろうか

今日は二十四節気のの一つ啓蟄の日だ。この「啓蟄」という字をカレンダーで見つけると決まって旧い知人のMさんのことを思い出す。Mさんからは3月のこの頃になると、虫撮りに夢中になっている私のことを承知していたから「貴兄の待ちかねていた虫撮りの季節がはじまりますね。草むらで転倒などしないように注意が肝心だよ」そんな時候の挨拶文を季節の野菜などを俳画にしたハガキに書き入れて、毎年寄越してくれていた。Mさんから季節の便りが届かなくなって既に十数年になっている。親しかった知人も今では二人、寂しい限りだ。

啓蟄の日ということもあって、鳥撮りのレンズと一緒に、100mmマクロ、17-70mmのレンズも持ち出した。残念ながら草むらに潜り込んだが虫撮りはならずだった。

虫探しを諦め、琵琶湖に注ぎ込む小さな川沿いの土手道を歩いていて、川中のヨシの茂みにかなりの数の小鳥がいるを見つける。少し間合いを詰めると小鳥はヨシの茂みから飛び出し、数メートル離れたヨシの茂みに素早く潜り込む。鳴き声がしないだけにヨシの茂みに入られると見つけ出すのが大変だった。

小鳥の群はメジロオオジュリン(?)の混群だった。オオジュリンとしているヤツはGoogleレンズで画像検索して同定したが確としたものではない。

上の画像はトリミングしたもの。下のものは600mmでの元画像。ヨシの枯れた色と同系だから老眼で探し出すのは大変だった。

キジのフィールドに寄ったが気配も感じられずだった。

ヨシの茎から虫を探し出して嘴にしているところを撮るなど至難の技だろうが一枚欲しいものだ。かなり近くまで近寄れる湖岸のヨシ原を知っている。次回はそこへ覗きに行ってみるか。

田んぼの荒起しが始まりだした。

赤いトラクターの後にセキレイが数羽いたが、ほしい構図では撮れずだった。これから先、キジやサギの仲間など大型の鳥が農作業に絡んでくれると、鳥と人のコラボが楽しみになる。

本日好天。眼が酷く痒くなっていた。