トビとチュウサギと

台風14号は九州などでは大きな被害をもたらせたようだが、琵琶湖西岸・比良連山山麓では幸いにも被害は全くと言っていい程無かった。台風が去った後のキジ撮りのフィールドへ出掛ける。台風でなぎ倒されることのなかった稲田の中に、アオサギチュウサギをぽつりぽつり見かけるだけで他に鳥の姿を見ることはなかった。はるか遠くの空の高みにトビが1羽待っているのを見つける。コヤツを呼び寄せることができるだろうかと思い、EOS7D+150-600mmを三脚に載せ、持参していたパン屑を在所に通じる道端に撒く。パン屑を撒き30mほど離れたカメラ設置場所に帰り振り向いてみると、既に3羽のトビが来ているではないか。よったりよったりした老爺の歩みとは言えカメラの所まで帰る時間はほんのごく僅かな時間だ。トビの飛来の素早さに驚く。何処で老爺の行動を見ていたのだろうか。

あっという間に7羽の飛来があった。

10日の日にブログを書いた後、台風が来るまでは残暑に手酷く痛めつけられていて、万事億劫とばかり呆け暮らしが続いていたから、パン屑撒きの鳥撮りは邪道だが、少しばかり気分転換になった。

帰り道、和邇川河口へ寄る。チュウサギ1羽を見ただけ。

本日まずは好日。