野良仕事

午前中のフィールドはあちこちで草刈りをする人や除草剤を撒く人、一仕事終えて休憩する人、田圃の土手の修繕をしている人など見掛ける。目的のキジは姿も啼声も無かった。

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鳥撮りの1枚はケリと草刈りをする人

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農道に3脚を立て耕作放棄地の一角を一生懸命覗き込んでいた所為で、車が近づいているのに気付かずだった。車が1台やっと通れる道幅しかない道だ、慌てて三脚をたたみ少し離れた用水路の土橋まで急ぐ。車が止まり老爺が下りてくる、一言注意されるかと覚悟したが、第一声は「いいのが撮れたかね」。通行の邪魔をしたことを詑び、今日は全くの不作だったことをつげると「今朝早くにその葦原にキジがいたよ」指差してくれた。初めて出会う人だったが私がキジ撮りをしていることをご存知のようだった。問わず語りにコロナの話が出る。娘が85歳以上の接種の予約をしてくれ連休明けにもやってもらえるんだ、注射は痛いようだな。そんな話になったが補聴器をしていなかった私は頓珍漢な受け答えをしてしまったかもしれない。

85歳以上の老爺はそろりそろりだが車一台幅の農道を去っていく。車は年代物のカローラ、トランクに張られているシルバーマークも陽に曝され雨風に打たれて白っぽく退色していた。矍鑠とした老爺、自分も老爺の歳まで元気でいたいものだと思いながら去っていく車を見ていた。