カラスの獲物

田植えのための準備作業として一番最初に行われる畦の切り欠け作業があちこちで見られるようになった。今日も2ヶ所で行われていた。

f:id:gagambow23:20210314223105j:plain

f:id:gagambow23:20210314223128j:plain

畦の一部を切り崩したところは、トラクターが入った後の泥田から土をかき揚げ新しい畦を作るのだ。この新しく作った畦を利用して大豆を栽培することが、昔は農家の当然の仕事だった。子供の頃はこの豆を大豆とは言わず畦豆と呼んでいた。最近ではこの畦豆が植えられているのを見る機会は随分と少なくなっている。

畦の切り欠け作業を眺めていて、1区画手前の畦道で妙な行動をしているカラスを見掛ける。ぴょんぴょんと2-3歩ホッピングしては草むらに嘴を突っ込むのだ。何かを探しているようだった。嘴をあげた時何かを咥えているのが見られた。

f:id:gagambow23:20210314224601j:plain

PCに取り込んでUPにして見たがカラスの獲物が何なのかよく判らない。おぼろにだが長いヒゲ(触覚?)や脚のようなものが見て取れるのだが。この時季こんな大きな虫がいるだろうかと思いながら見ていた。

今日のキジ。

f:id:gagambow23:20210314225825j:plain

コヤツも無愛想な若いキジだった。1ショットするまもなく背の高い枯れ草の中に隠れる。人馴れするのにもう少し時間がかかるようだ。

f:id:gagambow23:20210314230229j:plain

f:id:gagambow23:20210314230244j:plain

車のトランクに機材を積み込んでいた時背後から声を掛けられる。車を止めた老婦人が窓から顔を出し「つい先程、浜の方(湖岸)にキジがいるのを見ましたよ」と教えてくれたのだ。初めてお目にかかる人だったが私がキジを探して歩いているのをご存知だったのだ。田圃道を歩いていたり在所の細道を歩いていると声を掛けられることがしばしばある。決まってキジの情報をくれるのだ。補聴器をするのを忘れていたりすると頓珍漢な受け答えになることも有り、時に大きな声での会話になってしまうのだ。

本日好天、いい一日だった。