コゲラ

久しぶりに小さな谷間の畑へ行く。
山際の吹き溜まりになっている日陰の場所にはまだ雪が残っている。
枯れ草に覆われた畑は身震いするほど寒々としていて春はまだまだ遠い風情だ。
人の手の入らぬ畑や長年放棄されたままになっている耕作地を見るのは痛ましいかぎりだ。

アベマキの枝を啄いているコゲラ(小赤啄木鳥)を見る。

コゲラがいたアベマキの高みにエナガらしい小鳥の群れを見付けるが、枝々の間を動き回ってファインダーの中に捉えきれないのだ。
ベテランの鳥撮りさんは画角の狭い超望遠の視野にどんなふうにして捉えるのだろうか。
エナガが飛び去る前に初心者がやっと撮ったのは、エナガの後姿1ショットのみ。