長い午睡の後呆け防止にとスズメ撮りに行く。
スズメを撮り始めてから、スズメのちょっとした仕草や仲間と会話しているような姿に、ほのぼのとしたものを覚えることがある。
今日は風の当たらぬ耕作放棄田の一角に潜り込んで、暫くの間スズメのそんな様子を眺めていた。
陽が陰ると寒くなるが、スズメを眺めながらの放念の一刻を過ごす。
これは老躯の楽しみのひとときなのだ。
ポカポカ陽気だったらヨシ原際にシートを広げて横になるところだが。
座り込んでいて何の脈絡もなく「ゲド戦記」を読みたくなっていた。
「中国人の論理学」もあと少しだ、急いで読み終えてゲド戦記に取り掛かるか。
寒雀もんどり打って飛びにけり 茅舎