ユスリカ

写真仲間たちと開催している写真展の当番の日だ。
いつもの日だったらまだ夢の中という時刻に受付に座っていた。
午前中早い時間帯は来場者もぼつぼつだったから半分居眠りしていた。

そんな半醒半睡の状態で呆けていた時、ガラス窓にユスルカが居るのを見つける。

ユスリカを見た途端、今は亡きFさんのことを思い出していた。
ユスリカ見る、それに触発されて思い浮かべるユスリカに似せて作られた擬餌針、擬餌針を作っていたFさん。色とりどりの擬餌針が納められたFさんのフライボックス。

ブログを遡って見てみるに、2011年、2013年、2014年の写真展当番の時にもユスリカを見てFさんのことを思い出したことが書かれている。
古座川の上流へヤマメを釣りに行った時Fさんに怒鳴られたことがある「遊びだからこそ真剣に取りくめ」、いい加減な棹さばきを続けていて注意されたのだ。

残り少ない時間の中での遊び(虫撮り)だ、Fさんに再び怒鳴られないようにしなければ。