ササグモの脱皮

写真展当番のことなどもあって5日ほど草叢に足を踏み入れていない。
虫探しがボケ防止のための日課だから草叢に入らないと何かしら落ち着かないのだ。
そんなこともあって虫撮りのフィールドの一つにしている草叢へ出掛ける。

ササグモの脱皮を見る。

遠目で見たときはササグモが何かを捕まえているように見えたが、近づいてよく見ると獲物と見えたのはササグモの脱皮殻だった。
ササグモは脱皮してそれ程時間が経過してないと思われる瑞々しい体をしていた。
草の葉っぱを千切ってそっと触れてみたが動き出す気配はなかった。
活発に動き回るようになるまでどれくらいの時間が必要なんだろうか。


ササグモのいた近くの柿の若葉にいるアメリカシロヒトリを撮る。

この時期のアメリカシロヒトリは前翅に多数の小黒点を持つているから比較的同定がし易いが、その後の羽化では小黒点が無くなるとのこと。
黒点が無くなると種の判別は相当に厄介になるだろうと思う。

大戦後、アメリカ軍の軍需物資に紛れ込んで渡来したといわれている。
柿、リンゴ、桜などを食害する害虫。

帰り道、キュウイの花の花粉を食っているクロウリハムシを見た。

まずは好日の一日だった。