コミスジとシオヤトンボ

雑木林の林縁で今日は意外と多くのコミスジを見かけた。
開翅した全体像が欲しくて後を追うが止まるのは木々の高みばかり、俯瞰できる所に来てくれることはなかった。

羽ばたきと滑空を交互に繰り返しながらふわりふわりと翔ぶこのチョウの長距離飛翔を見たことはこれまで無かったが、今日初めてその長距離飛翔を見た。
小さな谷間の畑の上を斜めに横断して向かいの篠竹の原まで飛んだのだ、50m近くの距離だ。
アオスジアゲハやナガサキアゲハがこの谷間を横断し行き来するのはしばしば見かけるが、コミスジが横断したのだ、おっ!という思い出その姿を見ていた。

ミスジに誘われるように谷間の畑の急坂を下りる。
急坂に覆いかぶさるように伸びている小笹の上でシオヤトンボを撮る。

電気温水器の格納壁にぶら下げてある竹筒トラップに変化が見られた。
竹筒の一つにドロバチの巣作りが完了した証拠の土の封印が施されていた。