竹筒トラップ

狩りバチの仲間、ミカドドロバチ、アジアキタドロバチ、オオフタオビドロバチなどが来てくれることを楽しみにして、竹筒トラップを新しくした。

昨年の7月中旬にはミカドドロバチが泥を運んで来ているところはなんとか撮れたが、幼虫のエサにする青虫の搬入シーンは見逃している。
今夏は何とかモノにしたいものだ。

(昨夏の一枚)


竹筒トラップの新調の後、旧い竹筒トラップを解体してみた。
泥で産室を仕切ったものと産室を木の葉で作ったものとの2種類があった。
泥で仕切ったものはミカドドロバチのものだが、木の葉で作ったのは誰なのか見ていないのだ。

田仲義弘さんの名著「狩蜂図鑑」(全国農村教育協会)の中に、木の葉を切断して産室を作るバラハキリバチの記事がある、こんなことから推測するに、竹筒トラップの木の葉の産室はバラハキリバチのものだろうか。
今夏これらのことも確認できれば幸せだ。


竹筒トラップを解体していて、羽化したばかりのドロバチのミイラとサナギの状態で干からびている個体を見付けた。
どんな条件が重なればこんな事態が起きるのだろうか。